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「五感で楽しむチーズ体験」第2章_チーズの熟成と味わいの変化


チーズは生きています。

時間とともに熟成が進み、風味や食感が変化するのがチーズの大きな魅力のひとつです。

CAFAJの教育では、この熟成のメカニズムを理解することが、美味しさを引き出す鍵であると考えています。

熟成は、チーズ内部の微生物や酵素の働きによって進行します。例えば、白カビタイプのチーズは、外側のカビがたんぱく質を分解し、時間が経つにつれて中心部分までトロリとした食感に変わります。これは、適切な温度や湿度のもとで熟成が行われている証拠です。

また、ハードチーズでは、熟成の進行によってアミノ酸の結晶が生まれ、シャリシャリとした食感を楽しめるようになります。この変化は、単なる食感の違いではなく、熟成の過程で旨味成分が凝縮されていることを意味しています。

 

このような変化を知ることで、チーズの「食べごろ」を見極めることができるようになるのです。例えば、ブリ・ド・モーは熟成初期ではミルキーな風味が強く、熟成が進むとナッツのようなコクが生まれます。この変化を知り、好みに応じた熟成度のチーズを選ぶことができれば、より自分らしいチーズ体験が広がるのです。

 

CAFAJでは、熟成の知識を単なる理論として学ぶだけでなく、異なる熟成度のチーズを実際に味わいながら体験することを大切にしています。この体験を通じて、チーズの奥深さをより深く理解し、それを人に伝える力を養うことができます。ナチュラルチーズの感動を味わいながら、より豊かな時間をお楽しみください。

 


 


​一般社団法人 日本チーズアートフロマジェ協会

Cheese Art Fromager Association of Japan

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