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食育活動のレポート ~味覚の授業~

先日、理事の村瀬が
白金小学校という小学校に出向いて「味覚の授業」という出張ワークショップを行いました!

味覚の授業とは、「味覚の一週間」と呼ばれる教育活動の一環であり、
もとはフランスで発足したものです。

日本でも開催されるようになって今年で6年目。
以下の5つの目的を叶えるために活動をしています。

1. 国民、特に児童に対して味覚教育・学習を行う
2.できるだけ多くの国民に、味や風味を多様な摂取方法で提案することに力を注ぐ
3.文化の一端である食への確かな理解と食べる喜びを体感する機会を提供すると共に、良質な食べ物の生産・製造・加工を促す
4.食べ物のルーツ(原産地、生産方法、質など)の情報を正確に消費者に提供する
5.バランスのとれた生活スタイルの中での食べ物の役割の重要性を追求する

「味覚の授業」では、食のプロフェッショナルから
味の基本と、味わうことの大切さを学びます。

村瀬はこの活動に初参加なのですが、
子供好きということもあり、最初の挨拶から小学生が可愛すぎてにこにこです。

「フロマジェ」という職業に初めて接する子供達。

でもみんな「パティシエ」は知っていて、
「パティシエはケーキの専門家、フロマジェはチーズの専門家なんですよ!」との説明に
「へぇーーー!」と目をキラキラさせていました。


味覚の授業は、「塩味」、「酸味」、「苦味」、「甘味」といった基本の4つの味に
日本人独特の味覚だと言われる「旨味」を加えた5つの味について学びます。

そして5つの味について理解したら、
最後に講師自身が携わる業界のプロの「味」を体験します。
今回は「パルミジャーノ・レッジャーノ」をみんなで体験します!

参加した子供達はみんな支給された帽子をかぶり
シェフになったつもりで授業に臨みます。
この帽子をかぶるだけで、子供達は大盛り上がりです!!

まずは5つの味について、「甘いものって、どんな物があるかな〜?」など
子供達に身近な味について考えてもらいます。

「はいはいはーい!」と、子供達の元気な声が響きます。

小学校3年生のクラスでしたが、多くの生徒が
「辛い」「すっぱい」「苦い」「甘い」「旨い」を何となく理解していました。
でも全員が理解しているというわけではないので
その5つの味を実際に口に入れて感じてみます。

今回は、塩・砂糖・お酢・チョコ・昆布を、それぞれもぐもぐ。

一番歓声があがったのは「グミ」の体験。
グミを食べるとき、まずは鼻をつまんでもらって、もぐもぐ。
次に手を離して、もぐもぐ。

すると

「匂いがする!」
「全然味がちがうーーー!」と
「こっちの方が美味しい!!!」

子供達の嬉しい反応が見れました。

基本の味を理解したあとは、いよいよ「チーズ」の味を体験!

ナイフでサクサクとチーズを手際よく切り分けるテクニックに

子供達からは「上手ー!」と歓声があがりました。

食べてみた反応は、子供達それぞれ。

「美味しい!」とおかわりする子
「かたいし、ジャリジャリする」と食感を楽しむ子
「え、これゴーダじゃないの?」と発言するチーズ通の子まで(笑)。

「固形として食べるだけじゃなくて、削ってパスタにかけたりするんですよ。」と
デモンストレーションをする村瀬の手元に生徒たちは釘付け!

たくさんの子供達と美味しいチーズを囲んでわいわい楽しむ、素敵な時間になりました。

「味覚の一週間」は、ジャーナリストで料理評論家のジャン=リュック・プティルノー氏と
パリのシェフたちが一緒になり始めた教育活動。

当時フランスでは、子供たちを取り巻く食文化の乱れが深刻な問題となっていました。
そこで次世代を担う子供たちにフランスの食文化をきちんと伝えようという
プティルノー氏の思いを原動力として始まった活動なのです。

日本でも経済発展とともに海外の食文化や加工食品・嗜好品が出回り
食文化の乱れが顕著になってきています。

今回の講座でも「すっぱい」ものとして子供から真っ先に声があがったのが
レモンを使った清涼飲料水の名前でした。

長きにわたり健康な生活を営むためには、豊かな食文化が必要不可欠。
とくにチーズは完全栄養食とも言われる、素晴らしい食材です。

子供の頃から、このような形で「本物の味」に触れていただき、良いきっかけとなればと思います。

これからも機会があれば、
老若男女に関わらず、もっと多くの人にチーズの素晴らしさを知ってもらえるよう
こういった社会貢献活動を続けていきたいと思います。

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